美術館を軸に、アーティスト/デザイナーと企業・観客・専門家をつなぐ
ゲンビのふたつの公募展が融合。
2007年から続く「ゲンビどこでも企画公募」は美術館の展示室以外の空間に着目し、それらの空間的特徴を生かした作品を募集するもの。これまで多くの若手作家の作品を紹介してきました。そして、2016年にはじまった「ゲンビ『広島ブランド』デザイン公募」では、自由な発想で「広島」をブランディングするアイデアを募集してきました。本公募を通じ、新たな「広島」のイメージが発掘・発信されています。
広島市現代美術館は2020年12月末から、改修工事にともなう休館にはいります(リニューアルオープンは2022年度を予定)。そのため、今年は会場を「旧日本銀行広島支店」に移し、ふたつの公募を融合させたスペシャル公募を実施します。作品のジャンルや形式は問いません。アートとデザインの垣根を越えて、空間と作品が互いに魅力を引き出し合うことが審査の重要なポイントです。広島市現代美術館は、本公募を通して、アーティストやデザイナーの意欲的な表現をサポートし、発表の場を提供します。
旧日本銀行広島支店は、銀行建築を数多く手がけた建築家・長野宇平治の設計により1936年に完成しました。原爆投下を生き延び、1992年に銀行としての役割を終えましたが、2000年より広島市の重要有形文化財として一般公開され、現在は市民の芸術・文化活動の場として活用されています。
2020年9月18日(金)~11月10日(火)必着
特別審査員と広島市現代美術館スタッフによる審査を行い、入選者(8名/組程度)および各賞を選出します。
2020年12月23日(水)
本サイトにて審査結果を発表します。
2021年2月20日(土)~ 3月7日(日)