10:30 明治17年、和田郁次郎率いる広島県人たちが北海道に向けて出港した宇品の港(現在の広島港)に集合。
講師の谷本研氏、中村裕太氏からワークショップについて説明がありました。(詳しくは「キャンプイン似島のしおり」に)
11:00 フェリーに乗り、新たな土地を目指した開拓者たちを思いながら、似島を目指しました。
似島の由来の一説は、「富士山に似た山がある島」であるとのと。
11:20 似島港に到着。「丸太」に見立てたダンボールをかつぎ、目的地へ出発。
かつて開拓者たちが小樽港から北広島へ向かった道のりに重ね合わせて歩きました。
道中、家や標識などを観察し、様々な発見がありました。
丸太を転がした坂には、「ころがし坂」と命名しました。
集落から離れ、自然の中をしばらく歩きました。
「開拓者たちも重い荷物を持って長い道のりを歩いたのだろう」と思いながら。
12:45 広島市似島少年自然の家に到着。昼食後、職員の方から似島で日本初のバウムクーヘンが焼かれた経緯をうかがいました。
第一次世界大戦開戦後、青島(中国)で菓子職人をしていたドイツ人、ユーハイムが日本軍によって似島の収容所に連行されたことがはじまりとのこと。
バウムクーヘンづくりを開始。卵や小麦粉、砂糖などの材料を混ぜました。
一方、作家のふたりはかついできた「丸太」を切って制作を開始。
生地を少し流しては竹を回して焼き、ちょっとづつ層を増やしていきます。
力をあわせて地道な作業をつづけます。
焼き始めてから約1時間、バウムクーヘンを竹から抜きました。
制作も完成間近。
バウムクーヘンを食べながら、お披露目会。谷本氏、中村氏がつくっていたのは、バウムクーヘンのかたちをしたトロフィーでした。
この後、1日の感想を俳句で詠む「投句コンテスト」を行うためです。
16:20 広島港にもどって、俳句の発表会。
それぞれ似島のこと、バウムクーヘンづくりのこと、開拓のことに思いをはせながら詠みました。(詳しくはHOMEに)
厳正な審査の結果、優秀者が決まり、トロフィーが贈呈されました。
最後は似島を背景に「キャンプイン!似島!」ポーズで記念撮影。
「投句コンテスト」優秀者の家に飾られたトロフィー(バウムクーヘン)