project
Mitsuo Maruhashi "i see characters"
「どこかで?ゲンビ」の一環として、視覚と認識をテーマに制作する丸橋光生の作品を紹介します。広島駅南口地下広場ショーウィンドウ では、「イメージと文字」シリーズの新作インスタレーションを展開します。このシリーズは、物体や映像に映し出されるものにそれらを表す文字を重ねて見せることで、鑑賞者のなかでイメージと文字が融合せず、ささやかな混乱を生じさせます。さらに、関連企画として映像作品《どこかの窓洗い》を実施します。画面を洗っているように見える映像作品が、それぞれのスマートフォンやタブレットのなかで流れます。丸橋は、これらの作品を通じて、わたしたちが普段何気なく行っている「見る」、「認識」するという行為について意識を向けさせ、通常の視覚体験からの逸脱を図ります。
1982年京都生まれ、広島を拠点に活動。2010年広島市立大学大学院博士前期課程彫刻専攻修了。近年の主な個展に、「ああ わたしは 見ているよ、ベイベ」(BnA Alter Museum Kyoto、京都、 2019)、「I’m seeing, baby.」(7TGallery、大邱、韓国、2017)。主なグループ展に「対馬アートファンタジア2019」(長崎、2019)、「開館30周年記念特別展 美術館の七燈」(広島市現代美術館、2019)など。
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