program
2022年10月1日(土)~11月27日(日)
ヱビデンギャラリー(広島市中区中町8-8)
ヱビデンギャラリーでの「どこかで?ゲンビ」第4弾として、広島を拠点に活動する作家・米倉大五郎を紹介します。今回発表される絵画は、一見したところ雄大な山水を描いた水墨画のように見えるかもしれません。しかし実際は、作家自身がダム湖の周辺で撮影した風景写真を白黒コピー機で繰り返しコピーし、それらの断片を切り貼りし、つなぎ合わせることで現出させた架空のイメージです。米倉は、山水画と風景写真、現実と架空を行き来するイメージを構築することで、「風景」と私たちの関係性を探ろうとしているのです。
▶ 作家ステートメント「保存形式という風景」
会期|2022年10月1日(土)~11月27日(日)
会場|ヱビデンギャラリー(広島市中区中町8-8)
※会期中無休、観覧無料
1975年、広島県生まれ。2006年、広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程総合造形芸術専攻修了(芸術学博士)。洋画や日本画、油彩画や水墨画といったカテゴリに分類されることのない「絵画」というものを根源的にとらえ直し、様々な実験や試行錯誤の果てに獲得された独自の表現は、あらためて「絵画とはなにか」という問題を浮き彫りにします。主な個展に「more than painting, less than painting, or anything else」 (hpgrp GALLERY [東京]、2020)、「FOLDS of PAINT – 色水の折り目-」(mm project [広島]、2017)。主なグループ展に「・と-、いろ、かたち 島根の美術室」(島根県立石見美術館、2019)、「3331 ART FAIR 2019 」(3331 Arts Chiyoda [東京]、2019)。
http://d-yonekura.jpn.org