もかけん(もっとかわっていくための検討会議)

広島市現代美術館がもっとかわっていくための検討会議。ワークショップやオープンな勉強会を通じて、だれもが安心して美術表現に親しめる場所となるための方法や視点について、研究者やアーティストを交えながら、美術館スタッフと参加者が一緒に学び考える機会をつくります。

広島市現代美術館がもっとかわっていくための検討会議。ワークショップやオープンな勉強会を通じて、だれもが安心して美術表現に親しめる場所となるための方法や視点について、研究者やアーティストを交えながら、美術館スタッフと参加者が一緒に学び考える機会をつくります。

第1回 ピクトグラム編 [2024年3—4月]

2023年の美術館リニューアルに際し、建築家・黒川紀章が設計した建物のかたちの組み合わせによって新しいピクトグラムをつくりました。人をあらわすピクトグラムについては、従来のステレオタイプな「女性」/「男性」のあらわされ方になるべくたよらないかたちや色を目指しましたが、「分かりにくい」等の声が届いています。もかけんの第1回では、この当館のピクトグラムの問題を起点として、ピクトグラムが抱える様々な課題や研究の動向について学び、意見を共有する勉強会と座談会を実施します。

オランジュリー美術館でのワークショップの様子(2022)

第2回 からだ編 [2024年11月—2025年後半]

わたしたちはそれぞれ異なるからだをもっており、年齢や身体的特徴、受容してきた文化によっても経験することや感じ方はちがいます。そのちがいについて知ることは、人々と美術館の間にあるバリアを理解し、一緒に美術館を楽しむための視点を学ぶことだけでなく、他者を想像したり、別の見方で世界を感じることにもつながるかもしれません。

「からだ編①」パフォーマンス・ワークショップ:踊る宝石(2024年11月23日)

「パフォーマンス・ワークショップ:『踊る宝石』」を皮切りにして今後は、知的障害や発達障害等の脳機能障害がある場合に特有のものの見え方や解釈の方法、聴覚障害がある人の世界の捉え方やろうの文化、幼い子どもによる色やものの見え方、異なる言語の間にある認識や思考のちがい等のテーマをとりあげ、専門家やアーティストを交えて勉強会やワークショップを実施する予定です。

イベント・カレンダー

開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121