源流に帰る

沖縄にある上原美智子さんの工房をあらためて訪ねました。

たくさんお話しできました。その中で出てきた言葉、「源流に帰る」。これは今回の展覧会のテーマとも大きく関わってくるところです。

モノ(作品)は時空をこえて、私たちに訴えかけてきます。それがいつ、どこでつくられたものであろうが、どんなジャンルに分類されていようが、そんなことはまるで関係なく、今ここにある私といういのちに呼びかけてくるのです。

糸や布とはいったいどういうものなのか。ひとはどうしてモノ(作品)をつくってしまうのか。いのちはどのようにしてここにあるのか。それらの「源流」に帰っていくための、今回の展覧会であり、「あいだ」というキーワードでもあります。

上原美智子さんの作品はもとより、作品を生みだすご本人の人柄やものの考え方、その言葉はつねに私に刺激をくれます。かつてインタビューに応じてくださった言葉の数々が、今回の展覧会へと確実につながっています。「糸の先へ」(2012年、福岡県立美術館)という展覧会の図録から、インタビュー頁を掲載します。展覧会が始まるまでに読んでもらえるとうれしく思います。

2017年11月03日(金)

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