人生を彩る糸

「糸の先へ」(2012年/福岡県立美術館)会場風景:手前が堀内紀子《浮遊する立方体の内包する空気》1977年、京都国立近代美術館蔵

堀内紀子さんの《浮上する立方体の内包する空気》を見た子どもが「わあ!おさかなが泳いでいる」と声をあげた場面が忘れられません。子どもの自由な発想に驚くとともに、糸という素材の奥深さに改めて感じ入りました。今回の展覧会でもこの作品が展示室に浮かびます。会場を訪れてくれる人たちが、この作品を前にどのような想像力を開いてくれるのか、楽しみでなりません。

その堀内紀子さんをはじめ、編み物に人生を見出した4組のアーティストを描いたドキュメンタリー・フィルム「YARN 人生を彩る糸」が公開されるそうです。これは必見です。映画のトレーラーとあわせて、堀内さんのインタビューが掲載されている記事を見つけました。

https://www.axismag.jp/posts/2017/11/84471.html

現在、堀内さんはいわゆる「美術作品」は制作されていません。「プレイスカルプチャー」と称される一種の遊具をもっぱら手掛けられています。しかし、かつての作品も今の遊具も堀内さんの中ではちゃんとつながっていることが分かるインタビューになっています。ぜひご一読ください。

 

 

2017年11月09日(木)

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