ほどいて、あみなおす

関島寿子さんを講師に迎えての二日間連続ワークショップ「ほどいて、なみなおす」が修了しました。参加者には事前に関島さんから「指示書」が届き、それぞれにやりたいことを想像しながら素材と道具を準備して持ち込むという、かなりハードコアなものでしたが、だからこそワークショップ当日は熱気にあふれたものでした。

解けて穴があいてしまった、あるいは解いて穴をあけてもいいと思える編組織に、新たな組織をくわえて意想外のかたちをつくってみようという内容。かごやざるはもとより、麦わら帽子やセーター、みかんが入っているようなネットまで持ち込まれた素材は多種多彩、うまれたかたちは素材の種類を上回る千差万別のおもしろさでした。

関島さんから教わったことはたくさんありますが、まとめるとすればこんなかんじでしょうか。

1.もとの組織構造を調べて、ノートに書きとめる。
2.構造の基本(関島さんはそれを「定式」と呼ばれています)は崩さずに、あらたなかたちの方針を立てる。
3.方針を立てたら、途中で変えたり付け加えたりしないように、やはりノートに書きとめておく
4.欲張らず、ひとつの方針からひとつのかたちをつくること
5.つくっている最中に新たな気づきや発見があれば、それは次以降の創作に活かす
6.ひとつのかたちが出来上がったら、次のかたちをつくる前にアイデアをノートに書きとめておく

参加者にとって、かたちをつくっていくプロセスをこれほど明確に意識する機会はおそらくなかったでしょう。それはつまり、かたちをつくるという営みが自分の生においてどれだけのっぴきならないものになりえるかを知る機会だったと思います。

その場に居合わせたすべての人にとってかけがえのない時間となった二日間でした。

 

2018年02月01日(木)

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