交わるいと 公式BLOG
宮田彩加さんの個展が2月1日より京都・ワコールスタディホール京都にて開催されます。「花を形成するプロット -Episode Kyoto-」…
展覧会は作品がないとできませんが、作品だけが展覧会をつくっているのではありません。フライヤーやウェブサイトも…
2018年9月から11月にかけて金沢市内で開催されていた「東アジア文化都市2018金沢 変容する家」。この大きなプロジェクトに…
2018年7月22日から9月24日にかけて箱根のポーラミュージアムで平野薫さんの個展「歴史と記憶」が開催されました…
京都のギャラリー日日(にちにち)にて、関島寿子さんの展示会が開催されています。4月20日(金)から5月7日(月)まで…
2017年8月3日のブログは「2つの鯉のぼりが交わりました」と始まっています。そこに3つめの鯉のぼりが加わります…
今回の展覧会は、ファイバーワーク、テキスタイルアート、ファブリック、染織とどう呼んでもいいのですが、いわゆる糸や布を素材にした「作品」を展示していながらも…
今日来場くださった方が「ただ見るだけでいいってのは楽で、楽しいですね」とふともらした言葉。よく分かります。何も考えずにただ見ているだけで…
青い糸で縫われた立体と、青く染められた布があります。上前智佑は長く抽象画を描いていました。緻密な点で埋めつくされたその絵は空間にうねりをもたらす同時に…
色鮮やかな染色作品が、壁と床に広がっています。福本繁樹が染める布は、どれもほのかに発光しているかのようです。もちろん本当に光っているわけではありません…
鮮やかな原色の刺繍作品と、亜麻(あま)糸でつくられた織物が吊り下げられています。宮田彩加の作品《MRI SM20110908》は、マーブル模様やロールシャッハテストの図像、あるいは人の顔のように見えるかもしれません…
伝統的な着物と、現代的な布があります。鈴田滋人の着物は、木版による型打ちと型紙による摺り(すり)という二つの作業の組みあわせによって生まれます…
格子柄の着物と、刺繍が施されたシャツがあります。髙木秋子が織る着物は植物染によるやわらかな色合いで、目にも暮らしにもスッとなじむものでしょう。…
床の上に置かれた立方体と、宙に浮かぶ立方体があります。熊井恭子の《AIR CUBE》は、ステンレススティールの糸の一本一本がまるで生き物のようにうごめき、絡みあってできています。…
極細の糸で織られた布と、木の皮や植物の繊維で編まれたかごがあります。北村武資が織る羅(ら)は、一枚の布が無数の糸の交わりによってできていることを直接に見せてくれます。…
ぼちぼちとリピーターの方を見うけるようになりました。2度目、3度目で展覧会や作品の見え方がどんなふうの変わるのか、とてもたのしみなところです。
とにかくひたすらに見ることもおススメですが、すこし寄り道をして、関係する本をひらいてみるという手もあります。…
会場で掲示している解説パネルとともに、展示の紹介を少し。まず最初は、上原美智子さんと平野薫さんの展示について。気配と存在 解かれた布と、織られた布があります。…
いよいよ明日からオープンします。「交わるいと 『あいだ』をひらく術として」。たくさんの人、いろんな人に見てもらいたい展覧会になりました…
本日から地下1階のミュージアムスタジオにて、小森はるか+瀬尾夏美「波のした、土のうえ」巡回展がはじまりました。彼女たちにとっては9回目の巡回展、広島でははじめての展示になります(〜2月4日まで)。この展示は、12月22日から始まる「交わるいと あいだをひらく術として」のオープンリサーチ・プロジェクト(ORP)のひとつでもあります。…
今では見られなくなったテレビ画面の「砂嵐」を思いおこす写真ですが、これは福本繁樹さんの《八面玲瓏 Millionaire 1/8》と名付けられた8枚組作品のひとつです。布象嵌(ぬのぞうがん)という技法により、モザイク状にカットした布の端切れをひたすら画面に貼っています。…
壁にかかっているタピスリーの真ん中に、藍色をした刃の切っ先のようなかたち。福本潮子さんが手がけた作品です。福本潮子さんは藍染の作家として長く活躍されている方です。そう聞くと、一瞬「ん?」と思うかもしれません。…
たとえば絵を見るとき、遠くから見て気に入った絵に近づいてみて、驚くことがあります。絵の奥、画布の向こう側に広がっていたはずのイメージが、じつは画布の上に盛り上がった絵具でつくられているという当たり前の事実に当面し、頭と目が刺激されるのです。…
今年の春、呉夏枝さんから個展の案内をいただき、とても驚いたことをはっきり覚えています。そこには、こんな風に書かれていました。「自らのルーツやアイデンティティを探り、制作してきた呉夏枝は、現在、オーストラリアと日本を行き来して活動しています。…
堀内紀子さんの《浮上する立方体の内包する空気》を見た子どもが「わあ!おさかなが泳いでいる」と声をあげた場面が忘れられません。子どもの自由な発想に驚くとともに、糸という素材の奥深さに改めて感じ入りました。今回の展覧会でもこの作品が展示室に…
染織に関心のある方(もっと言えば布好きな方)はご存知のように、当館と同じく広島市内にある広島県立美術館は垂涎もののインド古更紗のコレクションを所蔵されています。
いつも手の届くどこかにあって、たまに読み返してみるとそのたび毎に発見がある。関島寿子さんの『バスケタリーの定式 かごのかたち自由自在』(住まいの図書館出版局、1988年)はそういう1冊です。
夏から冬にかけての金沢で、呉夏枝さんがとても魅力的な展覧会に参加されます。