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コレクション展 2018-Ⅲ
コレクション・ハイライト+特集「顔のような」
本展は、「コレクション・ハイライト」と題した前半部分と、「顔のような」と題した後半の特集展示により構成されています。
「コレクション・ハイライト」では、20世紀美術を語るうえで欠かすことのできないいくつかの動向を牽引した作家を取りあげます。20世紀前半に、先鋭的な芸術運動に関わりながら独自のスタイルを確立したヨーロッパの作家、既存の美術表現から逸脱しつつ新たな芸術の創出を試みた「反芸術」の日本人作家、非定型や抽象を志向したアンフォルメルや具体美術協会などの前衛的な抽象絵画で知られる作家、そして戦後アメリカにおいて抽象表現主義以降の新しい絵画の流れをつくった作家たち。いずれも現代美術の歴史に名を刻む、偉大な作家たちによって生みだされた逸品を紹介します。
「顔のような」と題された特集展示では、顔をモチーフにした平面作品と立体作品を特集します。古くから人の相貌は美術の主題となってきました。当館が収蔵する現代美術作品においても、たくさんの「顔」を認めることができます。しかしそれらには、伝統的な肖像画や肖像彫刻のように、対象となる人物の写実性や理想化が求められるわけではありません。では、顔のなにが現代の作家をして作品制作に駆りたてるのでしょうか。答えは作家の数だけ、作品の数だけありえるでしょうが、突き詰めれば、顔と向き合うこと(あるいはその難しさ)へと辿りつくのかもしれません。改めて顔について、さらには見る(見られる)ことについて、約40点の作品から考えてみてください。
出品作家(※展示予定順)
●コレクション・ハイライト
ジャン・アルプ、クルト・シュヴィッタース、ヘンリー・ムーア、カレル・アペル、レオン・ゴラブ、工藤哲巳、高松次郎、中西夏之、荒川修作、篠原有司男、田中敦子、元永定正、靉嘔、桑山忠明、フランク・ステラ、モーリス・ルイス
●特集「顔のような」
ルイ・ル・ブロッキー、マグダレーナ・アバカノヴィッチ、灰谷正夫、岡部繁夫、浜口陽三、池田満寿夫、池田龍雄、郭 徳俊、鷹野隆大、秀島由己男、太田三郎、アレックス・カッツ、奈良美智、チャック・クロース、マックス・ノイマン、棚谷 勲、宇治山哲平、佐藤正明、アンディ・ウォーホル、三木富雄、中村 宏、殿敷 侃、アルベルト・ジャコメッティ、岡本太郎、ジュリアン・シュナーベル、椿 昇、福田繁雄、草間彌生
基本情報
※入場は閉館の30分前まで
※( )内は30名以上の団体料金
※11月3日(文化の日)は全館無料
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