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コレクション展 2018-Ⅰ
コレクション・ハイライト+特集「女たちの行進」
本展は、「コレクション・ハイライト」と題した前半部分と、後半の特集展示「女たちの行進」により構成されています。
「コレクション・ハイライト」では、当館コレクションから選りすぐりの作品を展示し、現代美術の動向とともに表現の多様性を紹介します。また、特集「女たちの行進」では、女性作家による作品を取り上げます。2017年は女性に対する差別の告発や女性の権利をめぐる動きに注目が集まり、「フェミニズム」という言葉がクローズアップされた一年でした。美術の世界では、1960年代後半から80年代にかけて、欧米を中心にフェミニズムへの関心が高まり、過去に見過ごされてきた女性作家を発掘し、美術史や美術館という公の場に女性が参加することに貢献してきました。日本においても1990年代に欧米のフェミニズム・アートの紹介や研究の翻訳が盛んになり、女性作家に焦点を当てた展覧会が開催され、美術館で作品が収集されるようになりました。当館も開館以来、女性作家による作品を収集してきましたが、作家数で見ると、その割合は全体の1割に過ぎません。今回の特集では、その中から約3分の2にあたる作家たちの作品を紹介します。
優れた作品によって現代美術の流れを概観することのできる「コレクション・ハイライト」と今回の特集展示を対比的にみることで、女性作家たちの作品が美術のメインストリームとどのように関わってきたのかについて改めて考えることができるかもしれません。
出品作家 (※展示予定順)
●コレクション・ハイライト
マルセル・デュシャン、ジャン・アルプ、アルベルト・ジャコメッティ、ヘンリー・ムーア、カレル・アペル、レオン・ゴラブ、工藤哲巳、イヴ・クライン、中西夏之、高松次郎、荒川修作、三木富雄、白髪一雄、元永定正、篠原有司男、ロバート・ラウシェンバーグ、フランク・ステラ、ドナルド・ジャッド、河原温
●特集「女たちの行進」
ルイーズ・ニーヴェルソン、アグネス・マーチン、ナンシー・スペロ、田中敦子、福島秀子、内間俊子、草間彌生、荒木高子、マグダレーナ・アバカノヴィッチ、オノ・ヨーコ、石内都、シンディ・シャーマン、やなぎみわ、澤田知子、オノデラユキ、堂本右美、吉澤美香、石川順恵、日高理恵子、青木野枝
基本情報
※入場は閉館の30分前まで
※( )内は30名以上の団体料金
※5月5日(こどもの日)は高校生以下無料
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