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収蔵作品展 2005-Ⅱ
ハレの日、美術館にて
ハレの日、ようこそ美術館へ!
特別な場面や時を表す際に用いられる、「ハレ(晴れ)」という言葉があります。晴れ着や、晴れの舞台、の「ハレ」です。この言葉は、日常を表す「ケ」に対して、非日常的な状態を意味します。新しい年を迎えるお正月は代表的なハレの場面ということができるでしょう。その他にも、お祭りのような行事など、日常を離れたところが「ハレ」であり、その意味では美術館も「ハレ」の場所ということができるかもしれません。
また、美術そのものも、「ハレ」の非日常性やこれらがもたらす高揚感と関わる部分があります。日常生活のある場面やありふれたものを取り込み、逆に日常を一変させてしまうような視点、鮮やかな色彩や躍動感のある図像で見る物の心を刺激するもの、あるいは、人々の笑いを誘うユーモアなど、様々な「ハレ」の要素が作品にあらわれています。そして、忘れてはならないのは「ハレ」と結びつく敬虔な信仰や祈りの存在です。
このように、時に人の心を揺さぶり、賑わせるものから背後に宗教的な内面性を持つものまで、多様な表現があります。また、その背後にメッセージや意味が込められていることもあります。それらの意味を読み解くためにも、本展においてはまず、これらの作品を通して、美術を見ることの心騒ぐ祝祭的な側面をお楽しみ下さい。
出品作家
八谷和彦、ロバート・ラウシェンバーグ、クリスト、川俣正、山本富章、バリー・フラナガン、池田龍雄、岡本太郎、森村泰昌、三宅一生、シンディー・シャーマン、やなぎみわ、横尾忠則、吉村益信、篠原有司男、池田満寿夫、タン・ダウ、イサム・ノグチ、モンティエン・ブンマー、キース・ヘリング
基本情報
※入場は閉館の30分前まで
- ( )内は前売り及び30名以上の団体料金
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