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コレクション展 1999–Ⅰ
開館10周年記念コレクションによる なるほど現代美術 日本編Ⅰ 1950-70年代+新収蔵作品紹介
「なるほど現代美術」展は、広島市現代美術館が開館10周年を迎えるにあたって、当館のコレクションの全貌を見ていただこうとするものです。1年を3期に分けて開催し、戦後美術を概観します。
今回はその第1回として、日本の1950年代から70年代を中心に起こった動向を紹介します。50年代、芸術家たちは復興の兆しと戦後の傷跡を同時に感じつつ、社会問題に鋭いまなざしを向ける一方で、ヨーロッパの最先端美術を貪欲に吸収していきました。60年代は、反芸術という大きな波に代表されるように、若い作家たちによる活気ある運動がおこり、今日から見ると「熱さ」を感じさせられる時代です。そして概念的な作品が生み出された70年代の美術はむしろ、「熱さ」の時代が去った後の「冷めた」時代を象徴するものといえるでしょう。このように時代の相に呼応し、変化していった美術の主な動向を追跡します。
Ⅰ 戦争の記憶と復興
Ⅱ 世界のなかの日本
Ⅲ 開かれゆく美術
Ⅳ 問いかける作品たち
Ⅴ 新収蔵作品紹介
出品作家
イサム・ノグチ、寺田政明、靉光、麻生三郎、鶴岡政男、灰谷正夫、本田克己、香月泰男、赤穴宏、山口長男、難波田龍起、今井俊満、佐藤敬、福島秀子、大野俶嵩、三上誠、下村良之介、吉原治良、白髪一雄、元永定正、田中敦子、岡田謙三、金光松美、川島猛、桑山忠明、近藤竜男、岡本太郎、池田満寿夫、横尾忠則、草間彌生、高松次郎、工藤哲巳、阿部展也、中西夏之、三木富雄、磯辺行久、荒川修作、中村宏、立石大河亜、靉嘔、篠原有司男、河原温、松澤宥、杉本博司、クリスチャン・ジャカール、菊畑茂久馬、小林孝亘、ヤノベケンジ、竹澤丹一、山路商、増田勉、岡本敦生、菅木志雄
基本情報
※入場は閉館の30分前まで
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