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収蔵作品展 1989-Ⅲ
現代美術の軌跡
広島市は、将来の都市像として「水と緑と文化のまち、国際平和文化都市」の建設を目指しています。その中心施設の一つとして、我国ではじめての公立の現代美術館である広島市現代美術館を平成元年5月に開館いたしました。
1945年8月6日の惨禍以来、広島市民は、その再建にあたり人類の平和と繁栄を願い、大いなる努力を続けてまいりましたが、このことは広島市民だけでなく広く人類全体の課題として戦後の現代史に大きな影を投げかけております。
同様に戦後の美術の世界においてもこのことは大きなテーマとして捉えられており、作家たちの鋭い直感力によって様々な表現がなされ、そのなかに現代を厳しく見つめる作家の姿を見出すことができます。
広島市ではこのような戦後の歴史と現代美術とのかかわりという視点をもとに
1.主として第二次世界大戦以降の現代美術のながれを示すのに重要な作品
2.ヒロシマと現代美術の関連を示す作品
3.将来性ある若手作家の優れた作品
の三つの柱を定め、作品の収集に努めております。
今回の常設展は、今日までに収集された収蔵作品によって、戦後の現代美術の展開とその軌跡の一端を紹介しようとするものです。
出品作家
靉嘔、福田繫雄、ヨーゼフ・ボイス、マルセル・ブロータス、デイヴィッド・ホックニー、靉光、麻生三郎、阿部展也、池田満寿夫、香月泰男、斎藤義重、佐藤敬、鶴岡政男、利根山光人、難波田龍起、丸木位里・俊、村上善男、森芳雄、吉仲太造、吉原治良、アレキサンダー・カルダー、バリー・フラナガン、ウーゴ・ムラス、アンディ・ウォーホル、小清水漸、篠原有司男、菅木志雄、杉全直、関根伸夫、田中敦子、彦坂尚嘉、若林奮、エイドリアン・バーグ、クリスト、アレックス・カッツ、李禹煥、モーリス・ルイス、デイヴィッド・ナッシュ、デイヴィッド・サーレ、フランク・ステラ、池田満寿夫、恩地孝四郎、駒井哲郎、長谷川潔、浜口陽三、浜田知明、横尾忠則、吉原英雄、フランシス・ベーコン、ジム・ダイン、サム・フランシス、リチャード・ハミルトン、金昌烈、ロイ・リキテンシュタイン、ヘンリー・ムーア、クレス・オルデンバーグ、ジェームズ・ローゼンクイスト、ジョージ・シーガル、ピエール・スーラージュ
基本情報
※入場は閉館の30分前まで
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