コレクション展2025-Ⅰ
金田実生《明るい夜》2012
これから

コレクション展2025-Ⅰ

2025年4月26日(土) — 8月24日(日)

本展では、当館コレクションの特質に親しんでもらうためにいくつかのキーワードとともに作品を紹介します。展示を大きく二部構成に分けて展開し、第1室と第2室を「ハイライト」、第3室と第4室を「広島/ヒロシマ」として、収蔵作品がもつ意味や歴史とそこから生まれるひろがりをご覧いただきます。

ハイライト

◯広島のまちとアーティスト

美術作品は美術館のなかにあるばかりではなく、まちのなかにも多く見られます。たとえば平和大通りの緑地帯に立つ柳原義達《ラ・パンセ》。この作品はまちの復興と市民の憩いを願って、1953年に広島で戦後はじめて設置された野外彫刻と言われています。このセクションでは、それ以降広島のまちに美術をとおして関わったアーティストを紹介します。
 
◯生命礼賛

「手のひらを太陽に」という歌があります。「ぼくらはみんな生きている」という歌詞から始まるこの歌では、ミミズ、オケラ、アメンボ、トンボ、カエル、ミツバチ、スズメ、イナゴ、カゲロウが「ぼくら」の「友だち」としてあげられています。このセクションでは、生きもの(生命)の枠をそれら虫や動物からさらに広げつつ、作品を紹介します。
  
出品作家(※展示予定順)

芥川永、入野忠芳、奥村靫正、イサム・ノグチ、鈴木たかし、マグダレーナ・アバカノヴィッチ、靉嘔、利根山光人、鏑木昌弥、野田裕示、駒井哲郎、浜口陽三、池田龍雄、中原浩大、金田実生、甲斐雅之、工藤哲巳

広島/ヒロシマ

広島は、被爆地としての特質を意識して語られる際、しばしばカタカナで「ヒロシマ」と表記されます。当館の収集方針のひとつに「『ヒロシマ』と現代美術の関連を示す作品」があり、「ヒロシマ」をテーマとした制作委託による収集も行ってきました。このセクションでは、広島/ヒロシマという地域性に関連付けられながら生み出された作品を中心に展示します。
 

出品作家(※展示予定順)

テレサ・ドラレヴィッチ、吉澤美香、村井正誠、田中敦子、青木野枝、斎藤義重、ナンシー・スペロ、椿昇、方力鈞、朴栖甫、榎倉康二、石内都、加納光於、土谷武、菊畑茂久馬、中村宏、池田龍雄、森山安英、片岡脩

基本情報

会期
2025年4月26日(土) — 8月24日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

会場
広島市現代美術館 A展示室
アクセス
休館日
月曜日(ただし5/5、7/21、8/11は開館)、5/7(水)、7/22(火)、8/12(火)
観覧料
一般350(250)円、大学生250(150)円、高校生・65歳以上150(100)円、中学生以下無料

※( )内は30名以上の団体料金
※原爆障害者章、身体障害者手帳ほかをお持ちの方と、その介添者は無料( 詳細はこちら
割引
【ハロー!コレクションデー】
毎月第3日曜日:コレクション展無料

イベント・カレンダー

開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121