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特別展
池田満寿夫 知られざる全貌

2008年8月23日(土) — 9月28日(日)

池田満寿夫(1934~97)は、1956年に本格的に版画を手がけてから、1960年に東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞、1966年にはヴェネツィア・ビエンナーレ版画部門で国際大賞を受賞するなど、若くしてその名を世界に知られるようになりました。彼の才能は、版画のみにとどまらず、1977年には自ら執筆した小説「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞を受賞し、さらに79年には同作品を自らが監督となって映画化、その活動の幅を広げてゆきます。またその気取りのないキャラクターから、テレビ出演や、エッセイ、新聞連載の執筆においても人気を集め、多くの人々に親しまれました。さらに彼の活動は、前衛芸術や文学、料理、音楽など幅広い文化、芸術と関わりながら、ジャンルを越境してゆきます。晩年は陶芸や書にも挑戦し、そのマルチな才能を63才で急逝するまで発揮し続けました。画家、版画家、映画監督、陶芸家など、どの呼び名にも限定しえない彼の活動は、近年のアーティストたちのボーダレスな活動状況を予見させるものでもあります。この展覧会では、彼の初期から晩年まで、本展にて初公開の作品も含め、200点余りの作品によって、その知られざる全貌に迫ります。あわせて多岐にわたるその活動を知るための様々な関連企画も開催いたします。

基本情報

会期
2008年8月23日(土) — 9月28日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで※8月23日、8月30日は19:00まで

休館日
月曜日※月曜日が祝休日にあたる場合は開館、翌平日休館
観覧料
一般1,030(820)円、大学生770(610)円、小中高生510(400)円
  • ( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、毎日新聞社
後援
広島県、広島県教育委員会、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送

イベント・カレンダー

開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121