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第7回ヒロシマ賞受賞記念
第7回ヒロシマ賞受賞記念 蔡國強展

2008年10月25日(土) — 2009年1月12日(月)

世界最初の被爆地である広島市は、世界の恒久平和と人類の繁栄を願う「ヒロシマの心」を美術を通して世界へと訴えることを目的とし、1989年に「ヒロシマ賞」を創設しました。広島市現代美術館ではその第7回の受賞者となった蔡國強(ツァイ・グオチャン)の受賞記念展を開催します。
蔡國強(1957年中国福建省生まれ)は火薬を使用した作品の制作、壮大なプロジェクトで知られる現代美術作家です。中国独自の宇宙観やアジアの哲学思想に根ざしながら、より普遍的な人類共通の問題について探求する多彩な創作活動を展開し、今夏には北京オリンピックの開閉会式を指揮する芸術監督の一員を務め世界中の人々を魅了するなど、国際的に高い評価を受けています。蔡は1994年に広島で、再生した街への祝賀と鎮魂を願って、導火線を直径約100メートルの渦巻き状に設置し、これを風船によって空中に浮かべ点火・爆発させる大掛かりな野外プロジェクト《地球にもブラックホールがある》を行いました。このときの広島との出会いが、キノコ雲を主題とする一連のシリーズの制作に繋がるなど、その後の活動に大きな影響を与えることにもなりました。
展覧会では、蔡の幅広い活動の中から特に戦争と平和、破壊と再生をテーマとした作品に焦点をあて、さらに50mの展示室壁面に火薬を用いて制作したドローイングの展示や巨大な風船を再生するインスタレーション、花火プロジェクトなど新作を交え、壮大な蔡の作品世界を紹介します。

基本情報

会期
2008年10月25日(土) — 2009年1月12日(月)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで※11月3日は19:00まで

休館日
月曜日※月曜日が祝休日にあたる場合は開館、翌平日休館12月29日—1月3日
観覧料
一般1,140(910)円、大学生850(680)円、小中高生570(450)円
  • ( )内は前売り及び30名以上の団体料金
  • 11月3日(文化の日)は全館無料
主催
広島市現代美術館、朝日新聞社
後援
中華人民共和国駐日本国大使館、広島県、広島県教育委員会、広島市教育委員会、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協賛
株式会社資生堂

展示風景

イベント・カレンダー

開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121