検索
Title
自画像の風景
Artist
殿敷侃
Year
1975
Material
油彩・キャンバス

作品解説

消えたろうそくを手に持つ、作家自身と思しき人物。周りには焦土と化した街並みやケロイドを負った人、キノコ雲が沸き上がる箱など、原爆にまつわるモチーフが配され、不穏で幻想的な場面が描き出されています。作者は原爆で両親を亡くし、当時3歳だった自身も入市被爆します。そして、これらの体験を生涯のテーマとして制作に取り組みました。本作にも認められる、針で刺すような鋭い点描表現は、両親の遺品を描いた作品などにおいていっそう徹底され、多様な展開を果たした作家にとっての、ひとつの重要な局面を形作ることになりました。

イベント・カレンダー

お問い合わせ

来館案内 アクセス お問い合わせ 当館のコロナ対応 検索
開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121
732-0815
広島県広島市南区比治山公園1-1
TEL
082-264-1121